あこがれのセブンイレブン
私の大好きなコンビニ、それはセブンイレブン。
セブンイレブンには憧れが強いのです。
私の出身は福山雅治先輩と同じ長崎県です。18歳まで長崎で育ってきました。
私が高校生の時、一番コンビニに足しげく通う年代に長崎にはセブンイレブンがなかった。
「セブンイレブンいい気分♪」歌はナンボでも歌えるのに、CMだってやってるのにコンビニそのものがない。
九州のトップは福岡。
福岡には到底勝てないと他の九州人は思っております。(ちなみに自分の県は2位だと思っています)福岡には長崎に無いオシャレなお店が沢山ありました。
福岡で都会的な洋服を買う、そして長崎に帰って学校に持って行きドヤ顔で使う。服を買ったお店の袋でさえも余すところなく使う。体操着入れなどにして学校に持って行き、クラスメイトに見せつける。それが当時の地方九州人学生のトレンドでした。(現在は長崎県もけっこう何でも揃いますよ)
福岡で髪を切るなんてコジャレたテクニックを使う学生も居ました。2ヶ月に1回福岡に通って髪を切るだなんて相当ハイテクですよね。
とにかく福岡でする事、福岡に行くことでさえも全てがオシャレだったのです。
私も福岡のソニプラで買った色鮮やかなシャープペンシルをドヤ顔で使っておりました。
当時長崎県に無かったセブンイレブン、もちろんオシャレで大都会である福岡にはありました。オシャレ福岡にあったらセブンイレブンもオシャレなわけです。
私は高校生の当時、KinKi Kidsの堂本剛くんが大好きでですね、堂本剛くんが好きなものは私も好きだととんだ勘違いをしておりました。そんな堂本剛くんのラジオを聞いておりますと、堂本剛くんの大好きなキン肉マンのキン消しがあの憧れのセブンイレブンで復刻して売られているという情報を手に入れました。
今ならハッキリ分かりますよ。私はキン肉マンに興味がないと。
幼稚園の頃、スケバン刑事のヨーヨーのガチャガチャをまわした時、キン消しが出て来て「ハズレや!」と大泣きしたくせに。「消し」と言いながら全く消えない”使えないヤツ”だったはずなのに、高校生の私は、どうしてあの時キン消しを捨てたのだ!と小さい頃の自分を攻め立てるほどキン消しが愛しい。欲しくてたまらない。
両親に福岡に連れて行って欲しいとお願いしました。福岡まで車で片道約1時間半。目指すところはもちろんセブンイレブン。憧れのセブンイレブンにただ行きたい。昔は100円くらいのガチャガチャで引けたものがセブンイレブンの復刻版は結構お高めだった。(いくらだったかは覚えておりません)高校生の私のお小遣いは5000円。今なら大人買いもできるだろうが、当事は1つだけしか変えなかった。しかしあの時セブンイレブンでキン肉マンを見つけた時の嬉しさったらなかったな。堂本剛くんと共通のものを手に入れたわけですから。私は今、堂本剛くんと同じ物を見ている・・・(キモ)
そして意気揚々と箱を開けたら出てきたのは・・・
力士マン
だれ?
そう、私はキン肉マンが好きだと錯覚しているだけでキン肉マン知識がほぼなかったのです。当時はスマホもありませんし、インターネットがそこまで普及しているわけでもない。私が知っているのは、キン肉マン、ラーメンマン、ウォーズマン、ロビンマスク、バッファローマン、以上。
おすもうさんは私の知識の中にはいませんでした。
幼稚園当時と同じく結局は私にとっては「ハズレ」を引いたのですね。
関西に来て18年。
充分な都会で長らく過ごして来た私にとっては、もう都会に憧れることもない。雑誌に載っているお店はたいてい関西にも支店はある。強いて何が不便かと言えば、アド街ック天国を見てもピンとこない事くらいではないでしょうか。(あれ、全国放送にする意味あるの?)
セブンイレブンは今や当たり前に存在しますが、やはりセブンイレブンには少しだけ特別感を持ってしまいます。